私自身は気にしていませんでしたが、改めてご指摘をいただいたので、過去の経緯を踏まえ、皆さんにお伝えしようと考えました。少し長くなりますが、最後までお付き合いください。

それは、私の父と兄が経営する建設会社のことです。
ご存知の方も多いと思いますが、私の実家は『長幸建設』という建設会社を経営しています。
『長野が市長になったら、実家の建設会社だけが儲かるのではないか』、『実家の建設会社を儲けさせるために市長になるではないか』と心配している方がいるそうです。

私はこれまでずっと純粋に、別府の将来の事だけを考えてきたので、そのような事を本気にする市民がいるはずがない、と気に留めていませんでしたが、不安を煽る方もいるのでしょう。

その疑問への回答は一言で済みます。
『そんなくだらない事のために、私の人生を懸けるつもりはない。』

私はこの大好きなふるさと別府を、誇れるふるさとに戻し、子どもたちが将来にわたって誇りを持って生きていけるまちにしたい。そのためにのみ人生を懸けることができるのであって、たった1社、それも自分の親族会社の利益のためだけに政治権力を欲するという考え自体、どうしようもなく『くだらない』と思います。

一方で、そのようなご意見の根本には『建設業は利権ばかりで汚いものだ』というものがあります。確かに、過去の汚職や利権の温床には建設業というものがわかり易く存在してきたのかもしれません。

しかし、私の『建設業』を見る目は違います。
幼い頃から私は父の背中を見てきました。全く何も存在しない『0(ゼロ)』空間からワクワクするような素晴らしい建築物や建造物が生まれ、それが人々にこれからの『幸せ』を提供する。例えば住宅であったり、テーマパークの造形であったり。幼い私の目には、それはそれは格好良く見え、とても大きな誇りでした。ですから、その誇りを踏みにじらない為にも、向けられた疑惑を払拭する必要があると考えました。

また、私と父・兄の間には絶対の約束があります。私が平成15年に市議会議員選挙に初めて出馬する時に交わしたものです。
それは『政治家になっても会社の利益の為に便宜を図るような事は一切しない』というものです。しかも父からは『お前に助けてもらわないけん会社なら俺が自分の手で潰す!』という有難い(笑)お言葉つきでした。それ以来、私は市議2期7年間、一度も父・兄の会社が他の会社より有利になる行政への働きかけ、便宜は今の今まで1度たりとも図ったことはありません(まぁ、当たり前なのですけれど)。そのような証拠が出れば潔く政治家を辞する覚悟です。

だからこそ、過去の選挙戦において正々堂々、このまちの正常化を訴えることができるのです。
もし私が、身内や特定の企業の為に利益を図る政治家なら、今まで自分自身が叫んできた行動や発言など出来なかったでしょう。
また、私も子を持つ親です。親とは自分自身の身を犠牲にしてでも子どもの幸せを考えるものです。私の父が、私を利用して利権を得ようなどとすれば、すぐに周囲の知るところとなります。それで私が窮地に立たされるような事を、父が望むはずはありません。

しかしそれでも、心配される方がいる限り、きちんと制度として入札のルールを作っておいた方が良いと思いました。

そこで私の提案です。

今まで入札に参加する業者は『指名委員会』が決定してきました。この指名委員会は副市長が委員長で、その他は市役所の幹部職員により構成されています。だからこそ政治の介入する余地があったのです。
であれば、この『指名委員会』の形を変えてやれば良いと考えます。
例えば委員の半数以上を公募により民間人にし、指名委員会の模様を誰にでも見られるよう、ネット中継などの方法を使い可視化する。

いかがでしょう?

そうすれば私はおろか、どの権力からの干渉も受けず、頑張った人が報われる制度になるのではないでしょうか。
ここまで突っ込んだ入札制度を取り入れている自治体は、私が知り得る限りありません。

まとめて申し上げます。私は自らの利権や親族の利権などのために、情熱を燃やし人生を懸けるつもりなどありません。そのような事は『くだらない』ことだと思います。
しかし、心配される方々の為には制度として整備したほうがよいと思いますので、透明性を確保し、どの様な権力をも介入できないような制度を作ります。そして本当に努力し、汗をかいた人が報われる社会を作ります。

以上、長くなりましたが、私の基本的な考えをご理解いただけたと思います。

世界中から訪れていただいた人々が笑顔に溢れ、住んでいる市民が安らかで誇りを持ち、どこにも真似できない世界でただ1つのまち、別府を目指して。

私はこれからも挑戦します!