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株式会社イズミ誘致は企業誘致ではありません。あくまでもスーパーの誘致です。

今回のイズミ誘致は、企業誘致という言い方をされますが、これはあくまでも1スーパーの誘致にすぎません。
中津のダイハツや、大分のキャノンのような企業誘致とはかけ離れたものです。
企業誘致のメリットとは、誘致する事でその地域に1つの産業が興り、地元からの雇用が生まれ、市外からの人口が流入する。
定住人口が増加すれば、生活するわけですから住宅などで不動産業や建設業が活性化し、生活必需品などを取り扱う中小企業や、食料品を取り扱う商店が活性化される。
さらに誘致企業からの各種税金や、雇用された方々からの固定資産税や住民税などが入ってくる。
その結果地域全体の経済が底上げされ、景気が良くなる・・・まだまだたくさんのメリットがありますが端的に言えばこのような事でしょうか。

一般的な企業誘致と今回のスーパーの誘致で決定的に違うのは、本来であれば地元の商店や小売店に落ちるべき売り上げをそっくりそのまま奪ってしまうということです。
つまり市民の財布を目あてにしているということです。「商圏が中津や国東、大分にまで広がるので外からの消費が新たに発生し、売り上げが伸びるではないか」と言われるかもしれませんが、わざわざスーパーを目あてに大分市や他の地域から買い物に来るとは考えられません。
加えて、大分には県営春日浦球場跡に、楠港の数倍もの広さを持つ大型商業施設が進出しますし、中津にはイオンが進出するという話です。
このような状況を考えると商圏が広がることは考えられません。

株式会社イズミは試算で120億円もの売り上げを見込んでいますが、その数字が現実であれば大変な事です。120億円といえば、別府市内の関連する総売上げの、じつに16%を占めるのです。
既存の店舗から16%の売り上げを常に奪えば、企業としては人件費のカットやリストラに走らざるをえません。
行政がしなければならないのは、既存店舗が体力をつけていく為の「仕掛けづくり」ではないでしょうか。その努力なしに、安易に県外のスーパーに別府の将来の活性化を託すような事はすべきではありません。


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