市長自身の政治判断のミスが招いた選挙戦でした
選挙結果が出ましたので、私自身は結果を真摯に受け止め、反省すべきは反省しなければならないと自覚しております。
しかし、今回の選挙戦にまで持ち込んだやり方に関しては、やはりどの様に考えても絶対に間違いであると言わざるを得ません。
この楠港問題が議会の中で取り上げられる度に、議員から「この問題は次期市長選(来年の4月)まで持ち越すべき。その中で公約の1つとして正々堂々と掲げて戦うべき」という意見が出て、多数の議員が常識的にもそのようにすべきだと考えていました。また、女性グループから住民投票の直接請求があり、議会でも賛成多数で可決される情勢でした。ところが、「住民投票では負けるかもしれない」と思った市長が、別府市全般の課題を戦わせるべき市長選へとすり替えてしまったのです。その証拠に、「住民投票」でも「市長選挙」でも争点は楠港1本という発言を繰り返していました。であるならば、住民投票で済ませておけばよかったのです。
争点が1つであるならば、「住民投票」がダメで「市長選」でなければならない理由など、どこにもありません。専門家の意見も「株式会社イズミ誘致問題のみについて民意を問うならば、住民投票が妥当。市民が市長選でこの問題だけを基準に投票することは不可能。今回の選挙は筋の通らないもので市長の選択は批判されても仕方がない」と言われています。まさに、来年の通常の市長選から住民投票へ、更には1年前倒しての市長選挙へと、勝ちやすい方法を選択したとしか考えられないのです。
なぜそこまで株式会社イズミ誘致にこだわるのか?なぜそこまで急がなくてはならなかったのか?様々な利権の話や憶測が飛び交っていますが、本当の理由は私にはわかりません。
しかし確かなことは、この強引な選挙戦によって幸せになった市民は誰もいなかったということです。お互いに傷つき、未だに疑心暗鬼の状態です。得をしたのは株式会社イズミだけです。一体誰の、そして何のための選挙戦だったのでしょうか。この大きな代償を払って得られたものが、楠港へのスーパーの進出だけという現実に、「別府はいつからそんなに卑しく寂しいまちになってしまったのか!誇りと自信を取り戻せ!」と叫びたい気分です。
株式会社イズミ誘致問題の決着はつきましたが、株式会社イズミ誘致が正しかったかという結果はこれからです。議員という公職からは離れますが、1市民として今後の動向をチェックしていきたいと思います。

